著作:『蝶の図鑑(www.j-nature.jp)』

冬はこんな所に行ってみましょう!


12月から2月は、田畑や里山の様子はほとんど変化ありません。
蝶の姿は、ほとんど見ることはありませんが、風のない暖かい午後は、
越冬中のテングチョウやヒメアカタテハ等の成虫で越冬する蝶を見ることがあります。
しかし、絶対数は少ないので3月くらいまでは、幼虫や蛹を観察しましょう。

民家近くの草地や畑

12月上旬は、まだキャベツの中にモンシロチョウの幼虫がいます。
寒くなると軒下などにアゲハやモンシロチョウのサナギも越冬しています。



ナミアゲハ
軒下のかべ


ジャコウアゲハ
枯れ枝


モンシロチョウ
軒下のかべ


キチョウ
成虫越冬

里山の雑木林

比較的探しやすい幼虫を紹介します。
越冬中の幼虫が観察できます。


ナラガシワ、コナラ、クヌギなどの木の新芽には
シジミチョウの仲間が産卵しています。

カエデの枝に付いている枯れ葉には
ミスジチョウの幼虫が越冬しています。

エノキの木を探してその根元で葉っぱを
1枚1枚確認して下さい。
オオムラサキやゴマダラチョウが
越冬しています。写真右
その他の幼虫は幼虫図鑑を参考にして下さい


ウラゴマダラシジミ
イボタの枝


オオミドリシジミ
コナラの枝


ミスジチョウ
カエデの枯れ葉


オオムラサキ
根元の枯れ葉